クロスバイクのタイヤ交換をしたいけど、どれを選べば良いのか分かり辛いですよね。
自転車屋さんに全て任せてしまえば間違いはないのですが、取り換え工賃やらタイヤの値段の事を考えると、ネットでポチって自分で交換した方が安上がりです。
かといって、クロスバイクのタイヤ自体安いものでもありません。
サイズは間違えたくないし、第一どのタイヤを選んだらいいのかさっぱり…
今回は一般的なクロスバイクに採用されている、700×〇〇 サイズのタイヤを交換をする際に確認しておきたい事と、トレックFXシリーズのタイヤはどれを選べば良いのかをまとめました。
このページで分かる事
・クロスバイク700Cのタイヤ交換時のサイズ確認
・トレックの適合タイヤサイズ
クロスバイク700×タイヤサイズの見方
シュワルベのタイヤには以下の様な数値が記載されています。
写真と数字の順番を変えてみると…
タイヤに記載されている数値を読み解く
700×38C/28×1.50/40-622
数字が沢山並んでいますが、以下の様に読み取る事ができます。
WO表記のタイヤ幅700(㎜) は、他に300・350・400・450・500・550・600も存在しますが、今のタイヤに700と書いてあれば700のタイヤを履くことが出来ます。
38Cの「C」は、リムの大きさを表す記号で、日本では他に「A」と「B」も存在しますが、どれも互換性が無いので「C」表記も確認しましょう。
700×タイヤに合うシュワルベのチューブは?
<No.17>商品番号
28インチ用
28㎜~47㎜のタイヤ幅
622㎜か635㎜のビード径
全て当てはまっているので、先ほどのタイヤに使えるチューブとなります。
WOタイヤ規格とHEタイヤ規格の違い
では、WO規格とHE規格の違いを比べてみましょう。
WO(ワイヤードオン)規格 | HE(フックドエッジ)規格 | |
---|---|---|
発祥国 | イギリス(英)・フランス(仏) | アメリカ(米) |
表記 | inch×inch分数(英)・㎜×㎜(仏) | inch×inch小数点 |
流通割合 | 80% | 20% |
主な用途 | ロード・クロス・ママチャリ | MTB・子供用自転車 |
自転車の種類によっても規格が違うから分かり難いのですね。
40-622と記載されている番号は、国際規格であるETRTO規格というものです。
ETRTO(エトルト)規格とは
ETRTO規格とは、欧州のタイヤの規格の事で、ISO(国際標準化機構の規格)として定められた国際的な規格です。
700×38C⇒フレンチ(仏)のWO規格。
28-1.50⇒アメリカ(米)のHE規格。
40-622⇒ETRTO(ISO)の規格。
この3つをいっぺんに記載しておけば、どこの国でも迷わず使えるって事なのでしょう。
クロスバイクタイヤ700サイズ適応表
タイヤ外径 | タイヤ幅 | ETRTO | WO・HE規格(インチ) | 乗り心地・パンクし易さ |
---|---|---|---|---|
700 | 18C | 18-622 | 28×3/4 | スピード重視 パンクしやすい ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ |
19C | 19-622 | |||
20C | 20-622 | |||
22C | 22-622 | 28×7/8 | ||
23C | 23-622 | 28×7/8 | ||
25C | 25-622 | 28×1.00,11/16 | ||
28C | 28-622 | 28×1.20 | ||
30C | 30-622 | 28×1-1/8×1-5/8 | ||
32C | 32-622 | 28×1-1/4×1-5/8 | バランス型 | |
35C | 35-622 | 28×1-3/8×1-5/8 | ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ パンクしにくい 乗り心地重視 | |
37-622 | ||||
38C | 40-622 | 28×1.50 28×1-5/8x1-1/2 | ||
40C | 42-622 | 28×1.60 | ||
42C | 44-622 | 28×1.625 | ||
45C | 47-622 | 28×1.75 |
今使っているタイヤに700×と記載されていれば、幅18cから45cのサイズに履き替える事が出来ます。
ETRTO規格の622が合っていれば完璧です。
チューブもタイヤ幅に合ったサイズを選択しましょう。
空気はどれ位入れる?
タイヤには、下の様な数字が小さく記載されています。
INFLATE TO:60-95 PSI/4.1-6.6 BAR/410-660 kPa
INFLATE TOの後の数値の範囲内が適正空気圧です。
最低空気圧より低く入れるとパンクのリスクが高くなり、最高空気圧より多く入れるとタイヤが耐えられなくなってしまいますよ!という事ですね。
クロスバイク用の空気入れに何れかの単位と目盛が書いてありますので、数値内に収める様に入れましょう。
トレックFXシリーズのタイヤ規格
トレックのクロスバイクは、2017年モデルからFX1・FX2・FX3(一部)のタイヤは700×35Cです。
トレックのカタログのタイヤ規格は下記の様になっています。
Bontrager H2, wire bead, 30 tpi, 700x35c
ボントレガーH2という商品名で、※ワイヤービード、※30tpi、タイヤの径と幅は700×35cですよ!と書いてあります。
ワイヤービードorケブラービード
ワイヤービードを選択しましょう。
TPIとは
ケーシング(タイヤの繊維)が1inch当たり何本あるかという事です。
この数値が高く(繊維の本数が多い)なるにつれて良いタイヤとなり、値段も高くなります。
下は20TPIから上は300TPI以上の幅がありますが、普段使いのクロスバイクであれば気にする事はありません。
トレックのタイヤはどれを選べばいいのか
標準サイズ700×35cのタイヤを履き替える時に選ぶべきポイント。
700×(18cー45c)/ (18-47) 622
とりあえず、700と622が表記されていれば、どのタイヤ幅でも大丈夫です。
ちなみに、ページ最初のシュワルベのタイヤとチューブの写真は、トレック2018の35cのタイヤを38cにサイズアップするのに選んだものです。
\35Cはトレック標準のタイヤの太さ/
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